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市川市消防局様

パソコン制御「見学者用案内表示盤」
消防・防災

この春、市川市消防局が新しい緊急通信指令設備システムを導入しました。その際、NEIは気象観測システムの導入支援はもとより、『見学者用案内表示盤』の企画・制作に携わり、同消防局のリニューアルをバックアップしました。

■メディア統合とインタラクティブ性を追求

 疑似電話により、119番通報の練習までを実現
 市川市消防局の新システムでは、NEIが今年度より出荷を開始したタッチパネル式の『気象用データロガー/CP7000』を採用。タッチパネル式ならではのオペレーション容易性を実現するとともに、その気象情報を指令室の大画面プロジェクタにリアルタイムに表示し、さらなるデータ活用を追求していこうとしています。
 同時に『気象用データロガー/CP7000』は、ネットワーク対応であるため、LANを通じて他システムと接続することが可能。市川市消防局では、支援情報検索処理装置と連動させ、災害時の気象情報を各種報告書や災害日報上に自動作成しています。
 また、市川市消防局では新システム導入に伴って、パソコン制御によるマルチメディア対応型の『見学者用案内表示盤』を導入。消防署のアイディアを受けて、その企画・提案ならびに制作を、NEIが行いました。
 最大のポイントは、メディアの統合を実現したこと。「表示盤」におけるLEDやランプの点滅などの動き、タッチパネルによって容易な操作を実現する「モニター」における画面演出、そして119番通報の仕組みを説明する音声・音響効果などが、一つのプログラムで集約されています。
 同システムには「119のしくみ」と「119番の正しいかけかた」という2本のシナリオが用意されており、利用者はモニター上のタッチパネルからそれを任意に選んで楽しむことができます。モニターの「ボタン」を押すと説明ナレーションが流れ、それに対応して「表示盤」のLEDやランプが点滅し、モニター内の画面も説明に対応して変わっていきます。
 また、「マニュアル・モード」を用意し、必要なLEDやランプだけを選択して「表示盤」上で点滅させることも可能としています。さらには、疑似電話システムにより見学者と指令室とを結んで119番通報の練習を行うことができます。
■メンテナンス性・拡張性・操作性に優れ、
  マルチメディアならではの多彩な演出が可能

 『見学者用案内表示盤』といえば、従来までは専用の制御ボードを制作し、LEDなどの演出を行ってきました。また、音声などと同期させる際には、音声をROMに焼き込んでタイマー制御してきたのが一般的な手法です。今回、パソコン制御による手法を採用したのは、従来手法と比較して、以下のようなメリットが考えられるからです。
1)メンテナンスやコンテンツ(内容)の変更・拡充が容易
 従来手法ではコンテンツに変更を要する場合、ハード・ソフトを含めたすべてを入れ替える必要があった。ところが、パソコン制御では、それをソフトウエアのプログラムを変更するだけで実現できる。
市川市消防局のシステムのように、複数のコンテンツを入れておき、利用者が選択できるというのも、パソコン制御ならではのメリットである。
2)コスト的にリーズナブル
パソコンの高性能・低価格化に伴い、コストは軽減される。残るのは画像・映像など、マルチメディアならではの演出方法をコンテンツの中にどこまで取り入れるかというソフト面の問題だ。
3)多彩な演出を実現可能
「表示盤」のLEDやランプ、音声・効果音のみならず、「モニター内」でも多彩な演出を行うことが可能となる。市川市消防局のシステムでは、消防局がイラストを制作し、それを画面内で電子紙芝居風に変化していく仕組みとなっている。
4)操作が簡単でビジュアル志向操作性においても、タッチパネル方式によって、楽しく簡便な操作がよりビジュアルに実現できるようになった。消防署では小学校の校外学習などでの見学も少なくないので、これは指導・教育という観点でも重要なことだ。
 マルチメディアならではのメディア統合ならびにインタラクティブ(双方向)性を追求した市川市消防局の『見学者用案内表示盤』。これまで以上に地域の安全と119番通報教育に貢献していくことを期待したいものです。